2017年2月18日土曜日

ユニリーバの株価が急上昇していますが保有継続で変更なし

今日は、私も保有している世界有数の日用品メーカー「ユニリーバ」についての話題です。


うっかり見逃しそうになりましたが、昨日株価が前日比14%と大きく上昇しました。


実はこの前日、持ち株のポジション調整をしており、ここもわずかですが買い増した直後の値上がりだったので若干得した気分です。


株価上昇の理由は、バフェット銘柄としても有名な食品メーカー、クラフト・ハインツが、ユニリーバに対して買収提案を行ったとの発表があったためです。


クラフト・ハインツもおそらく同じ理由から10%強の上昇となっていますね。


ブルームバーグの報道によれば、今回クラフト・ハインツから提案された買収金額は、1430億ドル(約16兆円)、1株あたり50ドルというものだったようです。


いやいや何となくちょっと安いんじゃないですか?と勝手に思っていたら、やっぱりユニリーバもそう思っていたようです。


ユニリーバ側の反応としては、「根本的に過小評価している」とし、今後の協議を拒否する旨の回答だったようですが、クラフト・ハインツ側は協議を継続する意向を示しているとのことです。


さてさて、どうなるんでしょうね。


買収金額の話は別として、今回のリリースを読んだ時の私のファーストインプレッションは、クラフト・ハインツ側は本当にこの合併を実現させるつもりがあるんだろうか?というものでした。


ユニリーバは世界有数の優良企業で買収金額も天文学的な金額ですし、そもそもユニリーバ自体合併の必要性をどこまで感じているか微妙なので、最初からかなり難航することが目に見えていたはずです。


何の根拠もありませんが、どうも何か別の思惑やら目的やらがあるように思えてなりませんが・・・


それはそれとして、私自身はクラフト・ハインツも投資候補として考えていたこともあるため、この2社の合併自体は基本的にウェルカムです。


事業の重複もそれほどありませんし、合併による組織の効率化により収益性も向上するはずなので、それぞれ別々に投資するより株主としてもリターンは上がりそうだからです。


ただ、敢えて言えば、食品と洗剤が今ひとつ相容れないという部分が気になりますね。


つまり、端的に分かりやすく言うならば、「洗剤メーカーが作ったチーズを消費者が食べたくなるか?」ということです。


短期的には目立った影響は出ないでしょうが、長く事業を続けていく上では、ボディーブローのように食品事業にマイナスの影響を及ぼす可能性があるんじゃないかと思います。


まぁ私があれこれ考えても仕方ないですし、私がNO!といったところで合併が止まる訳でもないので、当面は保有を継続しながら今後の展開を静観することにします。


それでは良い週末をお過ごし下さい。

2017年2月5日日曜日

マークラインズの有料ブリッジ型事業「PRメール広告」の価値

今日は、私が投資している不人気銘柄 マークラインズ(MarkLines Co., Ltd.)の広告サービス「PRメール広告」の価値についてご紹介してみたいと思います。


マークラインズは、自動車産業に特化した情報プラットフォームを運営している企業で、世界の名だたる自動車メーカーをはじめ、現在2000社を超える契約企業を抱えています。


今回取り上げる「PRメール広告」サービスは、それらの契約企業の登録者の内、PRメールの受取りを希望する約80,000名以上の担当者に対して、メールを通じてダイレクトに営業がかけられるサービスです。


ウェブサイトに掲載されていますが、広告対象となる8万人の所属部署には、設計・試作・実験、購買、生産・製造・技術など、サプライヤー選定において鍵を握りそうなセクションが多数登録されています。


もしあなたが自動車関連企業の営業担当者で、何のツテもない中で、新たな納入先を開拓する役割を与えられたら、どのような方法で開拓しますか?


手当たり次第に代表電話、いや大企業だったら大代表にアポ取り電話をしまくりますか?


それも一つの営業手法で間違いという訳ではありませんが、果たしてどれ位の確率でキーマンらしき人とコンタクト出来るでしょうか?


考えただけで気が遠くなってきます。


商材にもよりますが、飛び込み営業の成功確率は1000分の3とか言われたりしますから、実際かなり厳しいでしょう。


自動車関連ではありませんが、私自身長年営業畑にいて飛び込み営業をしたこともありますから、1000分の3かどうかは別として、飛び込み営業の非効率性や難しさは身にしみて理解しています。


中でも特に、自動車産業は体質が古いので、サプライヤーは系列などで既にガッチリ固まっていて、変えたり新たに追加する習慣自体がまだあまりないでしょうから、より門前払いされる確率も高いはずです。


そういう意味では、8万人ものキーマンらしき集団に対して、ダイレクト且つ一斉にアプローチが出来るこの「PRメール広告」サービスは、通常の広告とは比べ物にならないほど営業効率を劇的に高められる有効なツールになり得る存在です。


でも、広告媒体でリーチ出来る人数が8万人って少ないんじゃないの?と思うかもしれませんが、広告媒体は中身が問題です。


仮に、何十万人、何百万人居ようと、一般消費者、はたまた例えばアパレル関係者が大半を占めていたら、その広告は取引先を開拓したい自動車関連企業にとっては何の意味もありません。


私は営業だけでなく、広告宣伝にも携わったことがありますが、実際にクソでも味噌でも人数だけ集めて広告主を集めている大した効果も出ないような広告媒体も星の数ほど存在します。


それよりも、極端な話、世界のトヨタ自動車のサプライヤー選定において決定権限を持つ担当者1名にアプローチ出来た方が、よほど媒体としての価値は高いと言えるでしょう。


「バフェットの銘柄選択術」という書籍の中で、バフェットが好む有料ブリッジ型企業というキーワードが紹介されていますがご存知でしょうか?


掻い摘んで言うと、有料ブリッジ型企業とは、“ その会社の製品やサービスを使わざるをえないような企業 ”のことを意味します。


情報プラットフォーム自体もそうですが、まさにこの「PRメール広告」サービスも、特に中小自動車関連企業が取引先を開拓していく上での有料ブリッジ型の事業になり得るような気がしてなりません。


さらに、情報プラットフォーム契約企業の輪が広がるほどこの広告サービスの価値は高まり、より一層価値のある有料ブリッジに近づいて行くため、今後がとても楽しみです。


以上いつもの妄想に、お付き合いありがとうございました。

2017年1月28日土曜日

外国株式の取捨選択を経てより少数精鋭ポートフォリオへ

今日は、新年を迎えた運用資産ポートフォリオの状況について記録しておこうと思います。


と言いながらもあまり大きく変わってなくて面白くありませんが、あくまでも自分用の定期的な記録なので悪しからず。


昨年から若干変わった部分としては、ブリティッシュ・アメリカン・タバコを売却し、その資金で残りの外国株5銘柄に追加投資をしたぐらいです。


ブリティッシュ・アメリカン・タバコを売却した理由は、単純にポートフォリオに占めるタバコ銘柄のシェアがやっぱり高すぎると感じたことです。


買収コストはかなり割高になってしまいましたが、レイノルズ・アメリカンとの統合が正式に決定し、今後が楽しみな存在であることに変わりありませんし、投資対象としても銘柄自体は今でも確かだと思ってます。


また、多少利は乗っていたものの、特に利益確定したかった訳でもありません。


要するに、最初から分かっていながらもついやってしまう、いつも通りの軽はずみな売買といった方が良いかも知れませんね。


そんな訳で、もともと集中投資レベルの銘柄数でしたが、1銘柄減ってさらに少数精鋭に変貌を遂げることになりました。


性格的にあまり分散投資は好きではなく、ここぞと思った銘柄のみに一定以上の金額を投資するのが好きなので、恐らくこれからも銘柄数はあまり増やすつもりはありません。


投資金額ベースの運用資産ポートフォリオの概要と詳細は、以下の通りです。


《全体ベース》

個別株式 87%
インデックスファンド 13%


《全体ベース》

日本株 31%
外国株 69%


《個別株式ベース》

日本株 36%
外国株 64%





インデックスファンドは、確定拠出年金で積立てているものなので、プライベートでは全て個別株式による運用です。


今のところすぐに銘柄を追加するつもりはありませんが、今後追加する可能性があるとすれば、以下の2銘柄ではないかと思います。


①ジョンソン・エンド・ジョンソン

②クラフト・ハインツ


それにしても、非常に分かりやすい好みだと思いませんか?


改めて宣言していませんでしたが、外国株式に関しては、以下の3つの基準に適う銘柄を中心にポートフォリオを組んでおり、今後も原則この方針に則った運用をして行くつもりです。


生活必需品又はヘルスケアのいずれかのセクターに属している


②各セクターでも、強固な事業基盤を確立している


③配当利回りが3%以上あり、増配を継続する可能性が高い


先に挙げた追加候補の2銘柄は、配当利回りが基準を下回っているため、現時点では保有していませんが、今後株価が下がり利回りが上がることがあれば購入しようと思っています。


なお、あくまでも中心は上記2セクターですが、それ以外でも、ここは!と思う時に裏打ちされた銘柄については、当然ポートフォリオに追加することも検討するつもりです。


いずれにしても、私が投資しようとしている米国銘柄群は、あまり株価が大きく上下せず、投資タイミングを深く考えなくて良いので非常に楽ですね。


これまであれこれと移り気な銘柄選択を繰り返してきましたが、何となく今のようなゆったりした投資の形であれば、無理なく生涯続けて行けそうな気がします。


それでは良い週末を。

2017年1月21日土曜日

長期投資家とって致命的な悪しき習慣

今日は、長期投資家として致命的とも言える習慣についての話題です。


以前の記事で、投資家として致命的な性格についてご紹介しましたが、こんなに致命的だらけでよく退場せずに株式投資を続けられているなぁとつくづく思います。


さて、タイトルの通り、私には一向になおらない致命的な習慣が身に付いてしまっていますが、何だか分かりますか?


それは、月並みですが株価をチェックする習慣です。


株式投資を始めた頃、デイトレーダーばりに売買を頻繁に行っていたため、その頃の習慣が今でも抜けずに残ってしまっているという経緯です。


早い段階で短期トレードのセンスがないことが判明したので、ほんの僅かな期間だったんですが、意外に強烈に染み付いてしまっているんですよね。


長期投資に舵をきった今となっては、頻繁に株価をチェックする必要はないものの、スマートフォンアプリで見られる環境があるので、仕事の合間も無意識にアプリを立ち上げてしまいます。


単にチェックするだけならまだ良いですが、その習慣はちょっとした問題を引き起こします。


それは、株価を見ていると何らか株を売買したくなってしまうことです。


例えば、基本的に信用取引をしないんですが、ある銘柄がチャート上で底値付近にあるような錯覚に陥り、「チャンス!?」と信用取引で小銭稼ぎの誘惑に駆られてしまうといった具合です。


当然、チャンスではないことが多いのですが・・・


他にも、これまで低迷状態が続いていた保有銘柄の株価が、いつになく大きく上がっているのを見ると、「今が売り時かも!」と売りたい誘惑に駆られてしまう症状も現れます。


スマートフォンで株価アプリを立ち上げる前には、売買しようなどと一切考えていなかったにも関わらずです。


サバンナで動く小動物に反応する肉食動物のような私の中の狩猟本能が、あのピコピコ動く数字達に反応し、無意識に仕留めたくなるんでしょうか?


ただ、これは私だけではないようです。


伝説の投資家バフェットの熱狂的な信者で有名な、バリュー投資家のガイ・スピア氏もその著者「勘違いエリートが真のバリュー投資家になるまでの物語」の中で、株価を見ないようにしている理由を次のように語っています。


(以下抜粋)


問題は、常に変動している株価が私たちを行動に駆り立ててしまうことにある。ブルームバーグの画面の明るいティッカーシンボルが点滅していると、それが非合理的な脳に、何かしなければならないと働きかけるからだ。


(以上抜粋終了)


その他、かの有名なチャールズ・エリス氏も、著書「敗者のゲーム」の中で、投資家が避けるべきリスクの一つとして、次のようなことを挙げています。


(以下抜粋)


1年で10%上がる投資の1ヶ月ごとの平均上昇率は1%にも満たない。1日単位の上昇率はほとんどゼロに近い。したがって、毎日の株価の動きを気にしても意味がない。ところが実際には、毎日欠かさず株価をチェックする投資家は少なくない。株価などは、四半期に1度見れば十分だ。


(以上抜粋終了)


先のガイ・スピア氏は、株価だけでなく周囲の雑音に惑わされず長期投資に徹するために、住まいをニューヨークからチューリッヒに移すほどの徹底ぶりのようです。


結局のところ、私も株価チェックの習慣を本気で止めるには、株価を簡単に見られないような環境にするしかありません。


一番効果的なのは、スマートフォン自体を解約することじゃないかと思いますが、そこまではちょっと・・・と思ってしまうところが私のダメなところなんでしょうね。


皆さんの中に、毎日株価をチェックしてしまっている自称長期投資家はいませんか?


私が言うのもなんですが、長期投資においては百害あって一利なしなので、1日も早く悪しき習慣は矯正することをお勧めします。


最後に改めて、長期投資の心得のようなバフェットの名セリフをご紹介して、今日の記事を締めくくらせていただきます。

2017年1月14日土曜日

配当金を再投資するタイミングはいつが適切なのか?

今日は、配当金再投資のタイミングについての話題です。


一昨日、保有しているフィリップ・モリスから、今年初めての配当金が振り込まれました。


正直まだ四半期毎の配当金に慣れておらず、年始の日常生活に追われうっかり忘れていたので、スモールサプライズ的な喜びを味わうことが出来ました。


喜びも束の間、私の場合、原則配当金は全て且つ速やかに株式の追加購入に当てることに決めているので、今月の給与収入からの追加資金と合算して、米国株ポートフォリオ最下位且つ配当権利確定日が近いプロクター・アンド・ギャンブルの追加購入資金にあてることにしました。


まだ保有株数が少なく手数料的に割高になってしまうため、一銘柄からの配当金だけでは追加購入出来ませんが、今後も当面追加資金と合算しながら再投資を継続して行こうと思います。


さて、私のように長期スタンスで配当金再投資を実践している皆さんは、どのようなタイミングで再投資をしていますか?


先日、外国株の魅力に関する記事を書きましたが、実は外国株にはそこでは触れていないもう一つの魅力があります。


それは、全ての銘柄という訳ではありませんが、配当金が四半期毎に支払われる銘柄が多いことです。


日本株は大半が1回または2回のどちらかですが、米国メジャー高配当銘柄の場合は四半期毎に支払われるところが多く存在しています。


年間の配当金の額が同じなら、回数は何回でも構わないと思われる方もいるかもしれませんが、実はホルダーにとっては回数が多いほどメリットが大きいと言うことが出来ます。


何故だか分かりますか?


単に嬉しい回数が多くなるだけじゃありません。


それは、長期での運用でより一層複利的な効果を出しやすくすることが可能になるからです。


年間にもらえる配当金(=再投資する金額)が一緒だとしても、配当が支払われ次第速やかに再投資することで、次の配当は再投資で増えた株数分払われるので、それを繰り返す回数が多ければ多いほど複利的な効果でより株数を増やすことが出来るという理屈です。


ちなみに、先日暇だったので、4回払いの場合と、2回払いの場合のそれぞれについて、回数以外は全く同じ設定で20年間の再投資シミュレーションを行い比較してみました。


本当はもっと長い期間且ついろいろなパターンで試算するつもりでしたが、面倒臭さに負けて20年で止めてしまいました。。。


設定は決めなので何でも良いのですが、現実的且つシンプルに株価100ドルと仮定して、配当利回り数パターン分について、2回配当に対する4回配当の20年後の増加率を試算した結果は下記の通りです。


*配当は次回配当権利落ち日が到来する前に再投資する前提

2%の場合・・・ 100.10%
4%の場合・・・ 100.39%
6%の場合・・・ 100.88%
8%の場合・・・ 101.55%


この差は配当利回りが高ければ高いほど、回数の差が大きければ大きいほど効果も大きくなります。


フィリップ・モリスなど一般的に一番ありえそうな、配当利回り4%相当の配当金額の場合、20年後には2回配当の場合に比べて0.39%分保有株が多くなるという結果です。


この結果についてどう思われますか?


正直私自身、この結果を見た時は「な~んだ、これしか変わらないんだ」と思ってしまったので、同じように感じる方も多いんじゃないでしょうか?


ただ、上記試算はあくまで20年間配当金額が一定だったと仮定した計算ですが、そんなことはありえるでしょうか?


私も保有する米国の連続増配銘柄などは配当金額は年々増えて利回りも高まりますから、この差は年を追うごとに大きくなり続けます。


運用期間にしても、20年で計算していますが、私の運用期間は少なくとも20年程度で終わることはないので、さらに差は大きくなるはずです。


さらに、複数銘柄を保有している方は、それぞれ4回ある支払い日と権利確定日を上手くを組み合わせられれば、4回×銘柄数以上の回数増効果を出すことも可能になるかもしれません。


一方、配当金を溜め込んでおいて安くなったタイミングを見計らって投資する方法もありますが、いつ安くなるのか?本当に安くなるのか?も分からず、時間ばかりが過ぎて上記の複利の機会を逃すことになります。


特に、私が保有する生活必需品ヘルスケアセクターの高配当優良銘柄の場合、そんなにドラスティックに高くなったり安くなったりする可能性は低いので、リーマンショックなどのように100年に1度ぐらいの出来事が起こらない限り、買い場らしい買い場は来ない可能性が高いです。


そもそも、以前記事にもしましたが、私はタイミングを待てない致命的な性格ですし・・・


結局、試算結果を元に諸々考えた結果、例え僅かだったとしても確実に増やせる部分を大きく出来るよう、外国株式の配当金は原則3ヶ月以内に速やかに再投資し、次の配当権利落ち日までに配当原資を増やす形を地味に実践するに至りました。


実際は四半期配当の額が少なく手数料負けしてしまうという方も多いんじゃないかと思うので、私のように追加資金と一緒に投資できないと実践が難しい面もありますが、検討する価値はあるのではないでしょうか?

2017年1月9日月曜日

長期投資で重要なブランド力という資産の存在


今日は、有望な長期投資先を選定する上で重要になる企業資産、ブランド力についての話題です。


私達は日々いろいろな商品やサービスを購入していますが、知らず知らずのうちに企業が培ったブランドの影響を大きく受けています。


例えば、私は妻と一緒に毎週買い物に行きますが、今週の買い出しでもそれを痛感するエピソードがありました。


いつものようにスーパーで買い物をしていたところ、洗濯用洗剤を切らしていることを妻が思い出したとのことで、洗剤コーナーに行きました。


そこには当然、花王、ライオンなど国内メーカーも含めた様々な会社の商品がひしめくように並んでいましたが、妻はそれらには全く目もくれず、P&Gの「アリエール」を手に取り、カゴに放り込みました。


不思議に思い妻に、なぜまた「アリエール」にしたのか?と聞いたところ、妻からの答えは、『 なぜって、特に理由はないけど何か文句でもあるの?』というものでした。


いやいやそういう寒い返事を期待していた訳ではなくて・・・


何故そういうイラつく返事しか出来ないのかは別として、恐らく店に入る前から洗濯用洗剤は「アリエール」と決まっていた、つまり無意識だと思いますが指名買いだったということです。


ご存知かどうか分かりませんが、店頭の棚割(商品の場所)は各メーカーの戦場であり、出来る限り顧客の目につきやすい場所に商品を配置しようと、日々各社の営業がしのぎを削っています。


しかしその努力は、私の妻に対しては全くの無力だと言えます。


なぜなら、恐らく買い物に行くために家を出る時から、洗濯用洗剤は「アリエール」と決めていたはずでし、現に棚割がどうであろうと「アリエール」を見つけることしか頭にありませんから。


これって最強だと思いませんか??


正直言って、洗濯洗剤などはどれを使っても大した違いはない、というより実感出来るほどの違いは出せないので、企業イメージ、広告を通じた商品名に対する高い認知度など、特にブランド力がものを言う分野なのでしょう。


つまり何が言いたいかというと、P&Gの「アリエール」は、非常に優れたブランド力を構築出来ている(少なくとも妻に対しては)可能性が高いということです。


そして、仮にそのブランド力が鎹となり無意識なリピート購入顧客を生み出しているとすれば、形もなく目には見えませんが、明らかに有効な企業資産だと言えましょう。


世界最大のブランディング会社 インターブランド社は、グローバルな事業展開を行うブランドを対象に、そのブランドが持つ価値を金額に換算しランキング化したレポート『Best Global Brands 2016』を公表しています。


参考までに、ブランド資産金額トップ10を抜粋すると以下の通りです。


第1位  Apple

第2位  Google

第3位  Coca-Cola

第4位  Microsoft

第5位  Toyota

第6位  IBM

第7位  Samsung

第8位  Amazon

第9位  Mercedes-Benz

第10位  GE


誰もが知っている名だたるグローバルブランドが名を連ねています。


私が保有しているコカ・コーラも第3位にランクインしており、強力なブランド力を持っていることが客観的にも証明されていますね。


P&G関連で言えば、髭剃りの「ジレット」が24位、紙おむつの「パンパース」が28位にランクインしています。


長期投資家の皆さんは、株式投資にあたって、企業の財務内容、経営状態、株価指標など、ファンダメンタルズを基に銘柄選定をされる方も多いのではないでしょうか?


ただ、今日のテーマでもあるブランド力が消費者に及ぼす影響の大きさを考えると、それらの一般的なファンダメンタルズ分析だけでは十分でない可能性が高いように思います。


企業自体、もしくは商品やサービスに強力なブランド力があるのか?が、中長期的な業績を占う上で非常に重要なポイントになるのではないでしょうか?


実体がないためあまり重要視されない傾向にありますが、信じるか信じないかはあなた次第です。


2017年1月6日金曜日

マークラインズを題材に「二次的思考」シミュレーションをしてみました

今日は、株式投資における「二次的思考」という思考法についてご紹介したいと思います。


まずはじめに、皆さんはこの株式投資における「二次的思考」というものをご存知ですか?


これは、ハワード・マークス氏の著書『投資で一番大切な20の教え』の中で紹介されている思考法で、私自身普段から出来るだけ意識するよう努めています。


つまり、株式投資で人並み以上のパフォーマンスを得るには、人(一次的思考)と違う思考法を基にした投資行動をする必要があり、それがハワード・マークス氏によれば「二次的思考」だということです。


と言っても、これだけでは分かりづらいかと思いますので、私の勝手な解釈を入れる前に、この本の中に出ている例をそのまま抜粋してご紹介しますので、ご参考下さい。


※以下抜粋


(例①)

「これは良い企業だから、株を買おう」というのが一次的思考。一方、「これは良い企業だ。ただ、周りは偉大な企業と見ているが、実際はそうではない。この株は過大評価されていて割高だから売ろう」というのが二次的思考である。


(例②)

「経済成長率は低下し、インフレ率は上昇する見通しだから、持ち株を売ろう」というのが一次的思考。一方、「景気見通しは悪いが、ほかの投資家はみなパニック売りしている。今が買いどきだ」というのが二次的思考である。


(例③)

「この企業は減益になると思うから、売りだ」というのが一次的思考。一方、「この企業の減益幅は周りが予想しているよりも小さいと思う。予想より良い業績が発表されて株価は上昇するだろうから、買いだ」というのが二次的思考である。


※以上抜粋終了


例を見ると、「二次的思考」がどのような思考法なのかイメージ出来たんじゃないでしょうか?


また同時に「そんなの簡単だよ」とか、「いつもやってるよ」と思った方もいるんじゃないかと思います。


そうです。あれこれ考えるだけであれば、それほど難しいことではありません。


難しく大事なのはその精度です。


例えば、上記の例①で言うと、“ 周りは偉大な企業と見ているが、実際はそうではない ” とありますが、なぜそう言えるのか?であったり、それはどの程度言えるのか?などという部分が事実と違っていたら、投資が成功する可能性は低くなるはずです。


つまり、「二次的思考」の裏付けとなるような経験をどの程度持ち、正確な情報をいかに、どの程度入手出来るかが重要且つ難しいということです。


何の裏付けもなく勝手に考えているだけであれば、それは私の得意な単なる妄想や希望的観測に過ぎません。


しかし、「二次的思考」をより高い精度でしようと努力することで、より高いパフォーマンスを生む投資に近づくことは出来るはずなので、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか?


最後に、クソ株と呼ばれ続けて早3年、上場以来株価が低迷し続けている私の筆頭保有株マークラインズについて、私なりの「二次的思考」的妄想を3つほどご披露して結びとさせていただきます。


(その1)

「この企業は魅力的だが、一般的なPER水準から考えると割高だから、投資に二の足を踏んでいる人が多いに違いない。しかし、事業内容やビジネスモデルから予想される中長期的な成長性から考えると今のPERでも割安である可能性が高いから、買い時だ。」


(その2)

「この企業の情報プラットホームの要のウェブサイトの情報の質や使い勝手がそれほど高くないから、今後の成長性を危惧して投資を控える人が多いに違いない。しかし、今のレベルでこれだけの利益率を確保出来る競争優位性を発揮出来ているのであれば、今後有り余るキャッシュでリニューアルを重ねれば、より強く大きく伸ばせるはずだから、買い時だ。」


(その3)

「売上の大半を占める自動車産業ポータルの潜在顧客規模が明確でなく、今の成長率がどれ位続くのか不安だから、投資を躊躇する人が相当数いるに違いない。しかし、それはあくまでも今の事業だけで考えた場合の話であり、潤沢にキャッシュが溜まるビジネスモデルだから、お金の力で事業領域を広げ、さらに成長性を加速させる前が買い時だ。」


以上、見苦しい妄想に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


それでは良い3連休を。